こんばんは、後藤あきらです。
新作の製作が、皆さんにお見せできるほどに進む為にはもう少し時間が必要ですので、 今日は先に私達が公開した『ゲシュタルト崩壊』についての四方山話をしようかと思います。 *今日の内容は、ゲシュタルト崩壊を既にプレイされている方を対象としています。 ●ゲシュタルト崩壊の登場人物について ゲシュタルト崩壊にはちょっと飛んでしまったキャラクターが多数出てきます。 多数と言うか、ほぼ全員かもしれませんが。 まずはこのキャラクター達の造形についてお話しようと思います。 実は、ゲシュタルト崩壊の登場キャラクター達には、全員モデルがいます。 驚かれるかもしれませんが、本当です。 あのイカレた女にも、大人びた少年にも、そしてもちろん主人公にだってモデルはいます。 とはいえ、既存の小説やゲームから引っ張ってきた訳ではありません。 全員がリアル、つまりシナリオを担当した後藤あきらが今まで出会ってきた、 実在の人物をデフォルメしたものをキャラクターに昇華した物がアレです。 昔より現実は小説よりも奇なりと言います。 私達が普段生活しているこの空間。気にも留めない日常生活の一部を、 あえて取り出し、極端化させ、文章に起こすと、そこには不思議な世界が広がっています。 私は以前からその事が不思議でなりませんでした。 ゲシュタルト崩壊の製作時、私が試してみたかった物の一つが、 『リアルは、非現実的なゲームになりえるか』でした。 その試みが成功したかどうかはプレイヤーの方の判断にお任せしたいと思います。 ●ゲシュタルト崩壊というテーマについて ゲシュタルト崩壊、というタイトル、そしてテーマについて。 私がこの内容を選んだ理由を簡単に説明しようと思います。 まず、どうしてこのタイトルに着目したか、ですが。 実は『ゲシュタルト崩壊』というのは、大学の友人の卒論テーマでした。 ある日、友人の所属する研究室へふらりと遊びに行ってみると、 当時、題目登録を間近に控えていた彼が懸命に何かをまとめていました。 覗き込むと、そこには『ゲシュタルト崩壊』の文字が。 不勉強にしてその名前を知らなかった私に、友人は詳しく教えてくれました。 第一印象は「名前が格好良いなあ」で、 その次の瞬間に「応用すれば面白い話が書けないか?」と思いつき、 私はその友人に、ゲシュタルト崩壊についての参考文献を幾つか紹介してもらい、 その足で図書館へと向かいました。 これは、ゲシュタルト崩壊を作ろうという企画が立ち上がる二週間前の話です。 Lu/LaLaLa/Luでの相方である水野アサトと「何か作ろうか」と話していて、ふと思い出し、 提案してみた所、通りました。 出会いというのはどこに転がっているのか分かりませんね。 ちなみにゲシュタルト崩壊を教えてくれた友人は、 『GenGen』という名前でスペシャルサンクスに入れさせて貰いました。 さて、もっと色々書こうかと思っていましたが、すでに随分長くなりました。 また次の機会に続きとさせて頂きます。 --------------------------------- 蛇足ですが。 ゲシュタルト崩壊の携帯アプリ版の製作について、具体的にスタートした模様です。 私達も本当に楽しみに完成を待っています。 携帯でどのように表現されるのか、興味津々です。 対応機種ですが、DocomoのFOMAになる模様です。 幸い、友人が所有していますので、完成の暁には見させてもらおうと思っています。 楽しみですね。 それでは、また。
by lulalalalu
| 2006-11-08 17:08
| ゲシュタルト崩壊
|
ファン申請 |
||